30. この時代の変わり目に

8月30日

ジャーナリストが腰が据わっているというか、そういう状況が必要になりますよね。

出演:関口宏(自称テレビ屋)、君和田正夫(独立メディア塾塾長・元朝日新聞・元テレビ朝日社長)、田中優子(法政大学総長・江戸文化研究)

前回

関口 そして、世界はどうでしょうか?世界はどう変わっていくと、みてらっしゃいますか

田中 温暖化を始めてとして、かなり困難な方向に。

関口 行きますよね。

田中 行くと思います。水の不足。食料不足。あと、日本は少子化するけれど、世界は人口増加しますので。アフリカが急増すると、今予測がでていて、アジアも全体として多くなりますから、その状況のなかで日本がどうやって食料獲得して、無事に生きていけるかっていう問題は、すぐに迫られると思うんですね。ですから、学生としては、自分の安定だけではなくて、世界の安定とか(笑)

関口 これが難しいでしょ。ねぇ。

田中 そういうことを考えて欲しいですね。

関口 世界を安定させるにはどうしたらいいか。それは、みんなが内向きになったらまずいでしょう。みんなが、ひとつの目標に向かって、なにかねぇ。行動していかないと。それぞれが、それぞれに勝手にやっていいというもんじゃないですよね。

田中 それと。情報が。正しい情報が必要です。まさにジャーナリスト。そのマスコミがちゃんとしてるっていうかね。ジャーナリストが腰が据わっているというか、そういう状況が必要になりますよね。

君和田 ジャーナリストが、ほんとに育ちにくい時代に入ったのかなぁ、という気がしますよね。

関口 それはそれで、寂しいし、あまりいいことじゃありませんよね。

田中 ただね、政治への関心って、放っておけば、なかなか関心は生まれないけれど、あなたどう思う?っていう、その一言で、自分はどう思ってるんだろう。そのことについて知ってるんだろうかっていう、いろんなことが頭の中で渦巻くもんなんですよ。やはり、そういうふうにして、語りかけていく。あるいは、言ってもらうっていう、そういう機会をどんどん大人が作っていくっていうのは、すごく大事なんじゃないかなと思いますね。

関口 かもしれませんね。君和田さんなんかも、学校でね、学生達にちょっと触れる機会があって、そういうコツコツやる大人がいなきゃいかんのですね

田中 そうですね。コツコツやる大人が必要です。

君和田 抽象論でバーンとやる意味ってのは、ないわけじゃないんだけど、あるんだけど。やっぱり、個別でやらないと通じにくいところってありますね。しょうがないですね。

田中 自分が問われているとか、迫られているとかっていう状況って必要なんですね。

関口 そして、私が心配してるのは、やっぱりどんどん機械が進みます。AIはどんどん導入されます。人間は、どんどん仕事を奪われます。さあ、どうやって生きていったらいいと思いますか。

田中 最近よく言われるんですが、週3日働いたらいいような世界になりますよっていう記事を見かけるんですが、えっ、どうやって生きていけるんだろう。週3日って、お給料半分になるの?とかね(笑)。

関口 まぁ、そういう感じもありますね。

田中 もしかしたら、そうかもしれませんね。

関口 だから、ある程度、仕事を奪われちゃうでしょ。機械に。便利にはなるかもしれんけど、じゃあどうやって、生活費を稼いでいくんだ。この問題出てきますよね。

田中 出てきますよね。ひとつ思うのは、1人の人間がいろんな仕事をする、っていう状況でしょうかね。まさにお百姓さんていうね。かつて。お百姓さんみたいに、いろんなことできますというようにしないと、生きていけないかもしれませんね。

続く

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