9. アメリカに女子アナはいない?

9月9日

前回:8. キャスターとアナウンサーの違い

松尾 わたし、一時期アメリカに住んでいたときに、CNNのアンダーソンクーパーっていう有名なニュースキャスターがいるんですけれど。彼なんて、ほんとにたとえばサウジアラビアになにかありましたって言ったら、次の日のニュースには、もうそのサウジアラビアにいたり、ロンドンでって言ったらロンドンにいたり、ほんとに現場にすごい勢いで駆けつけてるんですよ。アトランタから。で、その場でうしろで銃声が鳴り響くなか、レポートとかをしてみたり。現場に駆けつけて、自分で感じて、今の注目すべきポイントはなんなのか?そういうジャーナリスティックな視点を持ってこそ、初めてキャスター、ニュースキャスターって言えるものなのかなぁって。メディア大国のアメリカで第一線にいらっしゃるニュースキャスターを見て、ちょっと思ってました。日本の場合だと、そこまで現場に行かなくてもキャスターと言われたりしますけど。もっともっと、まぁ自分自身もそうですけど、専門性を身に付けたり。どこの現場にも行って。決して野次馬じゃなくて。そこにジャーナリスティックな視点を持って行けたらいいなとは思いますけどね。そういう意味では、キャスターって、もっと育って欲しいなって。

神田 アナウンサーという言葉が、アメリカにはあるんですか?

松尾 いやなかったです。アナウンサーっていうのは、なんでしょうね。こう館内放送と同じ。だから、税関のところとか、入国審査のところとか通るときに、君は日本でなんの仕事してるんだ?って聞かれたときに、ちょうどニュースの番組をやってたのでアンカーパーソンパーソンって、ニュース番組のアンカーパーソンって名乗ってましたね。ちょっとふてぶてしいですけど。誇張してみました(笑)。

神田 じゃあ、アメリカで、テレビに出られてるニュースを読まれている方は、皆さんキャスターさんですね。

松尾 キャスターとか、アンカーとか呼ばれてますけどね。彼らは、みんな自分で取材に行くことが、非常に多くて。新聞記者とかからやってる人も、すごく多くて。そういう意味では、すごく取材力っていうのはあるなぁっていうのは放送見てて思いましたけどね。

神田 わたしもアメリカに住んでいたことがあるんですけれども。あの日本に比べてテレビに出てるアナウンサーとかキャスターの年齢が平均的に高いですよね。

松尾・橋谷 あー。そうかも。

橋谷 すごいおばさまとか。貫禄のあるおばさまが。

神田 若い方がされてるのを、あんまり見たことがなくって。

松尾 たしかにそうかも。20代とか珍しいかもしれないですよね。

神田 なにか文化の違いなんですかね。

橋谷 アジアは結構若い人いますね。中国とか韓国は若い女性キャスターとかよく見かけるけど。アメリカはたしかに。

松尾 だから同じ仕事のようで、実は全然違う仕事なのかなぁっていう気もしますけどね。

次回:10. 局アナとフリー

 

橋谷能理子
フリーキャスター・コミュニケーション講師 元テレビ静岡アナウンサー
松尾英里子
フリーキャスター 元日本テレビアナウンサー

新人
神田れいみ三桂 PLUS 一期生
中西萌三桂 PLUS 二期生

(制作)
「三桂 PLUS」
「日めくりテレビ」