3. 世界的な課題を経済学で見てみると

10月3日

「もうダメですよ。戦争したら。世界中が損をする」

前回

志村 なんかいろいろ本とか読むと、中国人は中国の文化をアジアに広げる。周りの国は中国の真似をしてるけど、周りの国の文化を取り入れたことは、全く歴史上ないと。

関口 それはね。古い話でごめんね。中華思想っていってね。あれは我々が地球の真ん中にいるっていう。あれはもう大昔の中国人のものの考え。まぁ、中国人の力が強い時代があったじゃないですか。歴史上ね。あんとき出来てる考え方なんだろうけど。いまだにある?それが。

志村 いや、なんかそれが。まぁ、いまだにあるんでしょうね。

関口 ある?

志村 それが、その日本がいまだにゴタゴタしておる。北朝鮮とか中国とか。なんでその隣国なのに、こうやっていがみ合わなきゃいかんのよと。

関口 そりゃ、大きなテーマですよ。

志村 ほんとはアジアで、ひとつの経済圏なり文化圏なり、わかんないけれども、そういう大きな傘のなかで、いろんな多様性があるっていうなかで、いろんなITなり、経済、医学なりがあれば、ヨーロッパ、アメリカと対抗っていうのも変ですけれど、ひとつの基軸が作れると思うんですね。

関口 だけど難しいよねアジアは。

志村 難しいですけど、それをやはり乗り越えないといかんかなみたいな。

関口 乗り越えないといかんですよ。地球には限りがあるわけだから。いがみあってたってダメでしょう。

志村 そうなんですよ。なんで、いがみ合わされちゃってるのか。

関口 そこだよ。そこは、どう考えてますか?

西内 そうですね。あの、まずいがみ合いっていうところでいうと、あの確か国連だったと思うんですけど、経済学者が集まって、世界の課題で、いったいなにがいちばん解決しやすいかってことを、本気でデータ使って議論するっていうことを、やったことがあるんですけど。そのなかで、要するにいつか技術が発展していくと、いますごく大変な課題も、まぁ要するに、あのお金って、経済成長って世界全体ではしていくので、そしたらこうやって、まぁ50年後の人類のほうが、いまよりは多分いっぱいそういうリソースが使えるだろうなと。

関口 そうなの?間違いないですか。

西内 いちおう、そういうのはデータ上ありまして。で、なので、いま解決しやすい問題から、まず解決していこうよと。たとえば、そのマラリアをどうこうするとかっていう話だと、それはもうすごく、こんだけのお金でこんだけの人が救えるんだよって。もう明らかに、そういう感染症対策やったほうがいいよねとか。あとは水をすごくきれいにするとかも。

関口 はいはい。でかい問題だよ、水は。

西内 それも、すごくパフォーマンスが高いんですけど。多分いくつか彼らがあげた30個くらいの課題のなかで、いちばんこれはもう明らかに、割りが合わないねっていうのが、紛争を解決するために戦争をするというのが、こんだけのお金かけて、こんだけのリターンしかないのかよ、みたいな感じで。それは、もう無理にそうやって、軍事力でどうこうするのは筋が悪いねっていうのがでてきたんですね。それは、ほんとに客観的に。

関口 それは、若い人たちもみんなそういう考え方なの?

西内 そうですね。

関口 あれ、昔はね。戦争して儲かった国はたくさんあったんですよ。だから、いまだに、そういう考えを持った人がいるのか、いないのか知りませんが。もうダメですよ。戦争したら。

西内 そうなんですよね。

関口 世界中が損をする。まぁ、一部は儲かるのか知らないけど。そういう考え方は、この世代はあるんですか。

西内 そうですね。自分は少なくとも、それを聞いて、あぁそうだなぁというのはありまして。

関口 ここが心配なのよ。ガラパゴスからみて(笑)。

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関口宏(自称テレビ屋)
志村一隆(メディアコメンテーター・独立メディア塾・メディア事情)
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