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特集コラム 「あの日のこと」 vol.4 秋山正子
松尾 英里子 / 白鳥 美子大切な人に伝えたい「記憶」のインタビュー
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「あの日のこと」 vol.4 【目次】
誰にでも、すごく頑張ってきた人生がある “Here with you”――がんを経験している人やその家族、友人や関係者すべての戸惑いや不安をやさしく温かく受け止める場所がある。2016年10月にオー...
2024.01.01
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秋田生まれ、9人兄弟姉妹の末っ子 1/7
つい最近、9つ年上の姉から自分が生まれた日の思い出を聞いたという。 「姉が小学校から帰ってきたら、もう生まれそうだから近所の“石田のおばさん”を呼んでくるように言われて、慣れない...
2024.01.01
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父の看取り 母は一切弱音を吐かなかった 2/7
「母は、父より15歳年下。二人とも最初の結婚での伴侶を結核で亡くしての再婚でした」 最初の夫が、看病する間もなく、喀血や呼吸困難で苦しみながらあっという間に亡くなったことに悔い...
2024.01.01
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亡くなった日のこと 7月4日月曜日 3/7
その日の朝、「今日は早く帰ってきなさい」とお母さんから言われた。素直に帰ってきた正子さんに「しばらく魚は食べられないから、食べておきなさい」と、妙なことを言う母。家を離れてい...
2024.01.01
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看護師を目指して上京 聖路加看護大学(現・聖路加国際大学)へ 4/7
四十九日を終えたとき、「実はね…」と、母から父が胃がんであったことを聞かされた。半年の余命と言われていたのに、一年半世話ができた上に、穏やかな死だったので「悔いはない」という母。...
2024.01.01
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「子どもは保育園に育ててもらいました」 5/7
20代後半になって、看護の現場から看護教育の場に移ることになった。教員として最初に勤めたのは、小説『白い巨塔』の舞台のモデルとしても知られる大阪大学の医療技術短期大学〈今は学部...
2024.01.01
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「いいときに、まなぐおとしなさいよ」 6/7
二つ上の仲良しの姉が、肝臓がんになった。神奈川に住む義理の兄から「余命は一か月らしい」と突然の電話をもらって驚いた。とるものもとりあえず、その診断をした医師に京都から話を聞き...
2024.01.01