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  • 君和田 正夫 塾長

    せっかく、新聞、テレビの世界を経験したのですから、遺言代わりに、いろいろなことを書き、口はばったい言い方ですが、少しでも恩返しができたらいい、というのが本音です。1941年(昭和16年)生まれ。早稲田大学卒。 1964年、朝日新聞社入社、経済部記者などを経て2005年(平成17年)テレビ朝日に。 退任後「独立メディア塾」の共同代表。

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経済学はなぜ誤るのか

君和田 正夫

2022.11.01

 オーストリアの経済学者ハイエクは長い間「経済学はなぜ誤るのか」と問いつづけてきた。
 今年のノーベル経済学賞は米国の元米連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏ら3人が決定した。金融危機時の銀行の役割などを解明したことが評価されたようだが、十分に解明されたわけではない。

 経済学者は混乱の張本人

 次の文章はいつの時代のものか。
「現代の経済学者は急加速しつつあるインフレーションの世界かつ自由世界を救出することが求められている」
 1974年ハイエクがノーベル経済学賞を授章した時の記念講演の一説だ。この講演の前にもハイエクはこう言っている。
「インフレーションは多くの経済学者が支持を押し進めた政策によって作り出されたものだ」「そのことを考えると内心じくじたるものがある。経済学者は混乱の張本人だ」

 ノーベル賞は外れていた

 ノーベル経済学賞はもともとノーベル賞の範疇から外れていた。ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論のような自然科学の理論が想定されているため、経済学賞には異論がいまでもある。
 「ノーベル経済学賞」は1968年、スエーデン国立銀行が300周年を記念する賞として始まったものだ。
 今回の授章の記事で、亡くなった英国のエリザベス女王が2008年のリーマンショックのときに「なぜ、だれも信用の収縮を予測できなかったのか」と経済学者に聞いたというエピソードが紹介された。この質問に対する公式の答えは翌年されたというが、日銀の黒田東彦総裁にも同じ質問をしてみたい。
 ちなみに女王に対する答えは「だれもが自分の仕事を適切にこなし、うまくやってきたが、不均衡が生まれることを予測できなかった」というものだった。

(2022.11.01)

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