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特集コラム 「あの日のこと」vol.3
北野 大
松尾 英里子 / 白鳥 美子大切な人に伝えたい「記憶」のインタビュー。
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「あの日のこと」 vol.3 【目次】
おかげ様で、今がある 弟たけしさんと メディアでのタレント活動においては、北野武さん(映画監督)あるいはビートたけしの兄という肩書で紹介されることが多い北野大(きたの...
2023.12.01
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学長室の扉は、いつも開いている 1/10
「こういうものを用意してあるんですよ」と、戸棚から出して見せてくださったのはキャンディ・ボックス。色とりどりの飴が入っていた。学長室の扉はいつも開けっ放し。学生たちは気軽に入...
2023.12.01
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「Hello!」が通じた!
英語でのコミュニケーションに感動 2/10北野さんには、英語の先生を目指していた時期がある。そのきっかけは、中学生の頃の富士登山。近くにアメリカ軍の演習場があり、アメリカ人ファミリーもたくさん登りに来ていた。「Hello!...
2023.12.01
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お袋は「ほめ上手」
時には、嘘も方便 3/10「お袋は、教育ママだったからね」 と言っても、目を吊り上げて「勉強しなさい!」と怒鳴るわけではない。 「北野家は優秀なんだから、勉強ができて当り前だ」と言い続けて、子ども...
2023.12.01
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屈辱的だった運動会 テープを“くぐる”? 4/10
生まれたのは昭和17年。「大きな手の赤ちゃん」だったらしい。北野さんのいちばん古い記憶は、小学校の入学式。 「当時、制服なんて売っていなかったのか、貧しくて買えなかったのか分...
2023.12.01
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人生の分岐点 大学院への進学 5/10
明治大学工学部では工業化学を専攻、卒業後は大手製薬会社に就職し、中央研究所の研究員として働き始めた。 「これって、米櫃を背負っているようなものです」 一流企業の研究職とい...
2023.12.01
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50年経った今も夢でうなされる
過酷な研究生活 6/10「毎月100万円あげると言われても、もう二度と博士課程はやりたくない」と今でもつい声に力が入ってしまうほど、大学院での研究生活は辛かった。5年間で学位に相当する論文を書かなければ...
2023.12.01
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上司の助言で、夏目漱石全集を読破 7/10
大学院を出た後は、財団法人に勤務することになった。ドクターであるという自負、英語がかなりできるという自信、さらに「若気の至り」が加わって、北野さんの人生の中で最も“とんがってい...
2023.12.01
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超多忙!『サンデーモーニング』時代 8/10
TBS『サンデーモーニング』でレギュラーコメンテーターをしていた頃は、多忙を極めた。テレビに出て「タレント」としての活動をしていても、本業をおろそかにすることは絶対にしないと決め...
2023.12.01
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習うより慣れろ
「たくさん恥をかきました」 9/10英語には自信があった北野さんだが、国際会議でのスピーディーな英語でのやり取りには、当初、ついていけなかった。 「何を議論しているのか、さっぱりわからないんです」 それなの...
2023.12.01
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80代、新たな挑戦
「おかげ様とお互い様」の精神で 10/10今年(令和5年)、学長を続けながら、秋草学園の理事長に就任した。理事長の仕事は、学校経営。80代にして、全く未知の領域へのチャレンジを始める。 「巡りあわせで、頼まれた。頼まれ...
2023.12.01