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「誰がために鐘は鳴る」(For Whom The Bell Tolls.) 

 独立メディア塾 編集部

 ジョン・ダン(英国の16~17世紀の詩人、晩年はイギリス国教会司祭)の瞑想録17番「死に臨んでの祈り」から。
 米国の作家アーネスト・ヘミングウェー(1899年7月21日~ 1961年7月2日)がスペイン市民戦争を舞台にした小説のタイトルに引用。

 「弔鐘は教会法の定めにしたがって、朝にもゆうべにもうちならされているが、誰のためにあの鐘が鳴っているかを、知ろうとして教会に人を走らせたりしてはいけない。あの鐘はあなたのために鳴っているのだから」。「一人の死も人類共感の金の音である」。(「死神の唄―文豪ジョン・ダンの思想遍歴)西山良雄著から)
 アーネスト・ヘミングウェー(1899年7月21日 - 1961年7月2日)がスペイン市民戦争を舞台にした小説のタイトルに引用。1943年、米国で映画公開。主演ゲーリークーパー、イングリッドバーグマン。
 ヘミングウエーの「日はまた昇る」(the sun also rises)も、ダンの「日の出」(the sun rising)という恋愛詩から借りたと考えられる(「死神の唄」西山良雄著)。

 ヘミングウェーは1954年、『老人と海』が大きく評価され、ノーベル文学賞を受賞。1961年7月2日の早朝、散弾銃で自殺(当初は銃の手入れの際に起きた暴発による事故死と報じられたが、後に遺書が発見された)。
 「日はまた昇る」(the sun also rises)のタイトルも、ダンの「日の出」(the sun rising)という恋愛詩から借りたと考えられる(「死神の唄」西山良雄著)。

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