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特集コラム 新聞コラム特集
独立メディア塾 編集部2021年11月9日、瀬戸内寂聴さんが亡くなった。2021年11月12日、全国紙と呼ばれる新聞は一紙を除いて1面の自社コラムで死を悼んだ。寂聴さんならではのことだったが、各社が同じテーマということはめったにあることではなかった。各社のコラムを再掲した。
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【新聞コラム特集】前文
瀬戸内寂聴さんが亡くなられて1年がたちます。11月12日、当日の新聞コラムは各社の腕っこきと思われる名文記者たちが瀬戸内さんの死を悼みました。亡くなられたのは9日、発表は11日。 ...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
読売新聞・編集手帳(2021年11月12日)作家の瀬戸内寂聴さんは自分の若いころを語るとき、容赦なくバカ娘と呼んだ。父親の言葉だからだろう◆京大病院の図書室員だった当時、東京に行って小説を書こうと思った。父に手紙を出した。...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
毎日新聞・余禄(2021年11月12日)「瀬戸内晴美(せとうちはるみ)さん剃髪(ていはつ)?」。1973年11月14日の小紙社会面の見出しである。人気作家を岩手県平泉の中尊寺まで追いかけ、事件のように伝えている。この日51歳で...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
朝日新聞・天声人語(2021年11月12日)過去に生きた人物が、小説のなかで肉体と体温を持って現れてくるのは読書の幸福である。作家の瀬戸内寂聴さんが『美は乱調にあり』で描いた伊藤野枝は、自分の気持ちにあまりに正直な女性だ...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
日本経済新聞・春秋(2021年11月12日)99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは2007年から約5年間,本紙に毎週「奇縁まんだら」を連載していた。物故した著名人らとの交友を、豊富なエピソードで振り返っている。とりわけ同じ文学の道...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
東京新聞・筆洗(2021年11月12日)僧侶でもあった作家の今東光は法名を春聴といった。出家を申し出たその女性の法名に、自らの一文字を授けようとしている。「春」であったが、女性は辞した。「おそれいりますが、春に飽き...
2022.12.01
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【新聞コラム特集】
産経新聞・産経抄(2021年11月14日05:00)「家出」の前後を入れ替えると「出家」になる。静かな人生にはどちらも出る幕のない言葉だろう。「それを二つとも選んでしまったという私の人生が、平穏順調である筈(はず)がない」。99...
2022.12.01