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特集コラム 「あの日のこと」vol.1
桂 由美
松尾 英里子 / 白鳥 美子大切な人に伝えたい「記憶」のインタビュー。
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夕日の中、原っぱに座って母の帰りを待っていた 1/9
母と妹と一緒に 桂さん5歳の頃 「やっぱり、親譲りというのはあると思いますよ」 ご自身の性格について、そう話す桂さんに、ご両親について尋ねてみた。 「福岡生まれ...
2023.10.01
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日曜日は、父と本屋さんへ 2/9
母親お手製のニットの洋服を着た桂由美さんと母 日曜日は、父と本屋さんへ 文化服装学院で様々な技術を身につけた母は、どんどん仕事を増やしていった。お茶の水に主婦の友...
2023.10.01
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東京大空襲の日の記憶 3/9
昭和20年3月10日、東京大空襲。 「いくらでも眠れる年頃だった」当時中学生の桂さんは、その朝、押し入れで目覚めた。夜中に防空壕に入るのは眠くて億劫だからという理由で、...
2023.10.01
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特攻隊志願するほどの“軍国少女”から演劇の道へ 4/9
戦争末期、「なぜ女は特攻隊になれないんだ」と真剣に訴える手紙を海軍大臣宛に書いて出したほどの軍国少女だった桂さん。8月15日の玉音放送は言葉がよく聞き取れないところもあったが、日...
2023.10.01
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いつも「みんなのため」、「日本のため」 5/9
1965年 日本初のブライダルデザイナーとして活動を始めた当時 それぞれにマイペースで個性的な「我が道を往く」タイプの両親だったが、共通していたのは「みんなのため」「日本...
2023.10.01
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42歳で出会った相手は
「36回のお見合いをした」という53歳、大蔵官僚。 6/9桂さんがブライダル専門店を開いたころは、たった3%だったという結婚式でのウェディングドレス比率。それにはいくつもの理由が絡み合っていた。自分や相手の両親などの世代の和...
2023.10.01
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「毎月の食費の10万円、3年間渡せないけど大丈夫か?」 7/9
大蔵省造幣局長を務めあげて、民間の金融機関に籍を移していた結城氏は、ある日、仕事の合間に通っていた図書館で弁護士試験を受けるという知人に出会った。これから7科目の勉強をしないと...
2023.10.01
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18年間の結婚生活。結城義人氏、平成二年に永眠。享年71。 ~集まった、たくさんのエピソード 8/9
「二十年早く会いたかった」という言葉がプロポーズだったという桂由美さん・結城義人さんご夫妻。結婚後のお二人は、酒の肴に、互いの幼い日の話をよく語り合ったという。結城氏...
2023.10.01
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誰もやっていないことを、やってきた。これからも、やり続ける。 9/9
神社婚のためにデザインしたウェディングドレス 1965年2月22日 日本初となるブライダルコレクション 「みんながあんまりやっていないこと、だけど、『これは大事なこ...
2023.10.01
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「あの日のこと」 vol.1 【目次】
「これは大事だ」と思うことに、一筋に向き合ってきた 桂 由美さん(30代後半の頃) YUMI KATSURAのウェディングドレスを着て、結婚式を挙げたい。そう夢見る女性は、日本だけで...
2023.10.01