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「奴らを通すな!(ノー・パサラン!)膝を屈して生きるよりは、脚で立って死のう!」

 独立メディア塾 編集部

 スペイン共産党議長、市民戦争の人民戦線指導者、ドロレス・イバルリ(1895年12月9日~ 1989年11月12日)が1936年7月18日に内務省の無線局から行った演説。「その時以来『ノー・パサラン!』は抵抗運動の鬨(とき)の声となった」と彼女自身による著作「奴らを通すな!スペイン市民戦争の背景」で書いている。

 スペイン内戦は人民戦線側の敗北に終わり、ファシスト、フランシスコ・フランコ率いる反乱軍が勝利した(1939年)。イバルリはソビエトへ亡命、フランコの死後、スペインの軍事独裁が終わった1977年に帰国した。内戦ではファシズムが台頭していたドイツ、イタリアはフランコを、ソビエト、メキシコは人民戦線に加担した。
 人民戦線を支援する海外の知識人などが「国際義勇軍」を組織し、多くの作家などが作品に残している。
 米国のアーネスト・ヘミングウェイは1936年、スペインでファシストによる内乱が起きると、政府軍(人民軍)の支援カンパに乗り出し「誰がために鐘は鳴る」を書いた。新潮文庫の解説(大久保康雄)によると、「みずから進んで人民政府軍に身を投じ、飛行士として活躍していたフランスの作家アンドレ・マルローとマドリードのホテルで落ち合ったとき、お互いにこの内戦を素材とする小説を書こうと約束したということが伝えられている」。この後、マルローは「希望」を書いた。
 英国のジョージ・オーウェルもファシズムに抵抗する人民軍に感動して参戦し、後に「カタロニア賛歌」を書いた。
 文学だけでなくピカソ(スペイン)の「ゲルニカ」、ロバート・キャパ(ハンガリー)の写真「崩れ落ちる兵士」。そしてエメリック・プレスバーガー(ハンガリー)の小説「酒とバラの日々」を書き、フレッド・ジンネマン(オーストリア)がそれを映画化した「日曜日には鼠を殺せ」など多数の名作が残されている。キャパ自身は様々な戦争で取材活動を続けてきたが、1954年、北ベトナムで地雷に触れ死亡した。

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