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神学論争なのかMMT

 20年度の当初予算案は102兆6580億円。当初予算としては2年連続の100兆円突破。税収は63.5兆円なので、とうぜん不足額の32.5兆円は赤字国債ということになります。国債をいくら発行しても財政破綻はしない「MMT」という理論の助けを受けて、財政再建は遠いかなたの目標になってしまいました。政府は強気で国債を発行し、日銀が引き受けるというパターンです。
戦後の赤字国債は1964年の東京五輪が終わってから発行されました。翌65年に証券不況と呼ばれる景気の落ち込みがあり、政府は66年に戦後初の赤字国債を発行しました。以来、赤字国債は繰り返し発行されるようになり、1994年度以降は毎年発行されるようになりました。
財政再建については、20年に入って1月17日に経済財政諮問会議が開かれ、基礎的財政収支(PB)は2025年度の段階でも3.6兆円の赤字になるという試算を発表しました。PBというのは大まかに言うと、一年間の税収と支出のバランスです。均衡すれば「赤字脱出」、黒字になれば「財政再建」ということになるのでしょうが、税収だけでは生活できないので借金する、つまり赤字国債に頼ることになります。その財政再建が消費税を上げたにもかかわらず、また遠のいてしまいました。

(編集部)

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