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「パパは本当に残念だ」

 独立メディア塾 編集部

 河口博次氏=1985年=昭和60年8月12日、羽田発大阪行きの日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落。520人が死亡。大阪商船三井の支店長だった河口氏は、飛行機の中で社員手帳7ページにわたり遺書を書いた。東京で開かれた支店長会議の帰りだった。52歳。

 以下は河口氏の遺書全文。
◇「マリコ
 津慶
 知代子
 どうか仲良く がんばって
 ママをたすけて下さい
 パパは本当に残念だ、
 きっと助かるまい
 原因は分からない
 今5分たった
 もう飛行機には乗りたくない
 どうか 神様 たすけてください
 きのうみんなと 食事をしたのは
 最后とは
 何か機内で 爆発したような形で
 煙が出て 降下しだした
 どこえどうなるのか
 津慶しっかりた(の)んだぞ
 ママ こんな事になるとは残念だ
 さようなら
 子供達の事をよろしくたのむ
 今六時半だ、
 飛行機は まわりながら
 急速に降下中だ
 本当に今迄は 幸せな人生だった
 と感謝している
 パパは本当に残念だ」

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