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「自分が死んだら、白い花一輪とベートーヴェンの第九を聞かせて欲しい」

 独立メディア塾 編集部

 棟方志功(1903年9月5日~1975年9月13日)は日本を代表する版画家。1956年、ヴェネツィア・ビエンナーレに「湧然する女者達々」などを出品し、版画部門で日本人初の国際版画大賞を受賞した。肝臓癌のため72歳で死去。

 棟方志功は死を予感したのか、亡くなる前年の1974年に青森市の三内霊園に墓地を買い、「静眠碑」と名付けた。墓は敬愛するゴッホの墓と同じ大きさ、デザインのものだった。前面には『棟方志功 チヤ』と夫婦の名を刻み、没年には永遠に生き続けるという意味を込めて「1903~∞」と彫り込まれていた。
 墓の背後には「驚異モ/歓喜モ/マシテ悲愛ヲ/盡(ツク)シ得ス」《不盡(ふじん)の柵》と彫ったブロンズ板がはめ込まれている。
 棟方はベートーヴェンを愛したにもかかわらず、自分でレコードをかけることができなかった、と娘婿の宇賀田達夫さんはいう。目が悪かったことと不器用が重なったためらしい。宇賀田さんは「第九」の「歓喜」の合唱部分を繰り返しかけさせられたが、一番共感したのはライプチッヒ・ゲヴァントハウスを指揮したフランツ・コンヴィチュニーの演奏だった、という。バーンスタインは途中で「もういい」といって、二度と聴こうとしなかった。
 毎年9月13日の命日には、「第九」を流しながら焼香をあげ「志功忌」が開かれている。

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