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「百歳は折り返し点」

 独立メディア塾 編集部

 物集 高量(もずめ・たかかず)は東京府出身の国文学者、作家(1879年4月3日~1985年10月25日)。

 「33人目の恋人と恋愛中」

 「ヘソの曲がったできそこないが、永い御世話になり瓢(ひさご)」。
 これが物集の辞世のだという。
 「いざ死ぬってときには、とても辞世なんてできそうでないから、ずっと前から用意してあるんです」「これが辞世ってわけです」といった。
 「私の値打ちは百歳ってことぐらい」「今ンとこ板橋区(東京都)では、男じゃあたしがトップ」と長寿を自慢している。人間絶えず何かに挑戦していなければダメになる、というので目標を二百歳に置いた。だから百歳は 「折り返し点」ということになる。
 二百歳に向けた人生の三大目標は
 ①日本一の学者になる
 ②日本一の金持ちになる(ロッキード事件の小佐野賢治が2兆円持っているというので目標を3兆円に引き上げた)
 ③日本一の艶福家になる

 「33人目の恋人」というのはウソではなさそうで、「現在も、40歳の女性と付きあってますが、この人が33人目…国学院大学を出た才媛で…」と同書でのろけている。
 1985年10月25日、死去。106歳。東京都内の男性で最も長命だったことから、当時の東京都知事鈴木俊一が弔辞を読んだ。
 12月13日の中江兆民、30日の平櫛田中を参照。

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