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「僕は、涙の出ない目で泣いた」

 独立メディア塾 編集部

 ヴァイオリニスト川畠成道(1971年11月21日~)の本のタイトル。8歳の時に米国旅行中に「スティーブンソン・ジョンソン症候群」という難病にかかり、目がかすかにしか見えず、視覚の9割を失った。10歳でヴァイオリンを開始。英国王立音楽院大学院に入学し、首席で卒業。1998年、日本でデビュー。著書に「僕は、涙の出ない目で泣いた」「耳を澄ませば世界は広がる」「魂の響き合うとき」など。

 川畠成道はヴァイオリンを練習する時、普通の音符は読めないので、両親が模造紙に極太のマジックで書いてくれた。一曲で百枚以上になることもあったという。
 桐朋学園の音楽科に進学し、江藤俊哉に師事する。江藤夫人に「目が悪いのに、どうやって曲を暗譜するのか」と聞かれて「1週間に1曲、父や母から一音、一音、ヴァイオリンやピアノから音を出してもらい、一小節ずつ覚えていきます」と答えた(「僕は、涙の出ない目で泣いた」から)。
 ヴァイオリニストと楽器の一体感の強さを、川端は強調している。「1年365日、一日も欠かさずに一緒にいる」ので「一音出せば、自分が今どんな状態にあるのかがよくわかる」。
 川畠は音に囲まれず、静かに過ごす時間を、ほんの1、2分でいいから持つようにしている。そうすると別のアイディアが浮かんできたり、気づかなかったことに気付く、という。同時に、「呼吸をして生きているものが出す音は、たとえ実際には聞こえてはいないのだとしても、何かが聞こえてくるものです」という。

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