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「記憶にございません」

 独立メディア塾 編集部

 小佐野賢治(1917年2月15日 ~1986年10月27日)は実業家。国際興業グループ創業者。表題の言葉は1976年(昭和51年)2月16日、ロッキード事件に関し衆議院予算委員会で全日空の若狭得治社長らと証人喚問を受けた際、小佐野が何度も口にした言葉。「記憶にございません」は、この年の流行語となり、さらにその後の国会答弁でも使われ、国会答弁の常用語にもなっている。ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕され「総理の犯罪」と言われた。

 ロッキード事件は、アメリカの航空機製造大手のロッキード社の旅客機の受注をめぐって、1976年2月に明るみに出た国際的な汚職事件。日本、アメリカ、メキシコ、ヨルダン、オランダなどの政財界を巻き込んだ。日本では田中角栄元首相が受託収賄と外国為替及び外国貿易管理法(外為法)違反の疑いで逮捕された。

小佐野は国会での証言が偽証罪(議院証言法違反)に問われ、1981年(昭和56年)に懲役1年の実刑判決(判決言い渡し翌日には控訴)。死亡に伴い公訴棄却となり、審理は打ち切られた。小佐野は日本航空および全日空の大株主となり航空業界への進出を狙っていた、と言われている。

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