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「着地を止(と)めてこそチャンピオン」

 独立メディア塾 編集部

 内村航平(1989年1月3日~)は、日本のプロ体操競技選手。個人総合では国内外において2008年の全日本選手権から2017年のNHK杯まで約9年間に渡り無敗の40連勝を記録し、「史上最高の体操選手」との呼び声も高い。表題の言葉は、2022年1月14日、引退記者会見での発言。「栄光も挫折も経験できた」と総括した。
(各新聞、ネットニュースから)

 「空襲に耐えることこそ勝利の道」

 内村はオリンピック4大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む19個のメダル(金メダル10、銀メダル5、銅メダル4)を獲得した。2009年世界体操競技選手権から2016年リオデジャネイロ五輪までの個人総合で8連覇を達成している。)
 会見で内村は「30年の競技人生の半分以上、日の丸を背負えたことが誇り」と語った。競技人生で最も熱くなった瞬間として2011年の東日本大震災後の東京で開催された世界選手権の個人総合決勝、さらに逆転で五輪2連覇を果たした16年リオデジャネイロ五輪の個人総合の最終種目の鉄棒を挙げた。
 引退の理由を問われて、「体の痛みというより、日本代表選手として世界一の練習が積めなくなった。そうなると引退かなっていうのを思っただけ」と答えた。
自身の体操の中で、最もこだわってきたもの、そして誇れるものはなにか、という質問に明快にこたえた。
 「着地です。これまで散々、個人総合で優勝してきた場面でも、やっぱり鉄棒の着地、全種目ですね、そこはこだわって、世界チャンピオンとして、オリンピックチャンピオンとして、着地を止めるっていうのは当たり前のことだと思ってやってきたので、現役選手として最後の舞台になった世界選手権の最後も、どういう演技でもいいんで、着地は絶対に止めてやろうっていう気持ちでやれたので、そこは自分がこだわりを持ってやってきたのと、本当に最後の意地を見せられたっていう思いがあるので。」

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