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「芸術とは最も美しい嘘のことである」

 独立メディア塾 編集部

 ドビュッシー( 1862年8月22日~1918年3月25日)は、フランスの作曲家。「亜麻色の髪の乙女」などで知られる。表題の言葉は『音楽のために ドビュッシー評論集』(杉本秀太郎訳)の「音楽の方向」から。

 「音楽の方向」は、『ムジカ』創刊号(1902年10月)に掲載されたアンケートに対する回答(質問は「明日の音楽を予想することは可能でしょうか。我々はどこに行きつくのでしょう」)。
 ドビュッシーは「音楽の方向」で次のように回答した。
 「一般にこの種の疑問は、音楽をほとんど知っていないような名士によって解決されます。無知という条件のおかげで、公明正大な見解を持ち込むことが、そういう人にはできるわけです。しかしそんなものは一顧だに値しないものです」
 「芸術というものは、うそのうちで最も美しいうそです。それなのに、芸術の場においても、人生を日常のありふれた背景とごちゃ混ぜにしたがるのが当節です。(略)芸術があくまで一つのウソにとどまっていることこそ望ましいのです。一般大衆もエリートも、忘我というものを求めて芸術に集まってくるのではないでしょうか。忘我、これもまたうそのもう一つの形式でしょう」

 理想的なオペラの台本を探していた1893年、パリで上演されていたメーテルリンクの「ペレアスとメリザンド」を見て、メーテルリンクにオペラ化の許可を求めた。メーテルリンクは青年作曲家の願いを聞き、オペラ化とそのための改編を認めた。ドビュッシーは10曲近くのオペラを作曲しようとしたが、実現したのは「ペレアスとメリザンド」だけだった。(「名曲ものがたり」志鳥栄八郎著から)

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