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「『鉄腕アトム』が代表作といわれて、僕が技術革新によって幸福を生むというビジョンを持っているように言われ、大変迷惑している」

 独立メディア塾 編集部

 漫画家手塚治虫(1928年=昭和3年11月3日~1989年2月9日)の言葉(「ぼくのマンガ人生」から)。「鉄腕アトム」の原作は1951年から雑誌「少年」に連載された「アトム大使」。翌1952年4月に「鉄腕アトム」と改題し、1968年3月、「少年」が休刊するまで続いた。代表作は「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「火の鳥」「ブッダ」「ブラック・ジャック」など多数。

 「10万馬力」を生んだテレビ放送

 テレビ放送された「鉄腕アトム」は1963(昭和38)年1月1日に日本初の30分アニメとしてフジテレビで放送開始。白黒。歌詞は後に付けられた。谷川俊太郎作詞、高井達雄作曲。27.4%の高視聴率だった。漫画は光文社の月刊漫画雑誌「少年」に1952年から1968年まで連載。手塚本人は「10万馬力で正義の味方というサービスだけが表面に出てしまった」と述べている。
 手塚は医学博士。母親に「本当に好きなのはどちら?」と聞かれ医者よりマンガを選んだ。(「ぼくのマンガ人生」から)
 病院に原稿用紙を持ち込み、最期まで描こうとしていた手塚。長女るみ子さんは言う。いまわの際に「お父さん、息をして!」と呼びかけると、意識がないはずなのに幾度も大きく息を吸ったという。(朝日新聞デジタル2021年9月25日)

 鉄腕アトム主題歌
◇空をこえて ラララ 星のかなた
 ゆくぞ アトム ジェットの限り
 心やさし ラララ 科学の子
 十万馬力だ 鉄腕アトム
 耳をすませ ラララ 目をみはれ
 そうだ アトム 油断するな
 心ただし ラララ 科学の子
 七つの威力さ 鉄腕アトム

 町角に ラララ 海のそこに
 今日も アトム 人間まもって
 心はずむ ラララ 科学の子
 みんなの友だち 鉄腕アトム

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