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「投げたボールの『意図』について一球一球説明できなければメジャーに行けない」
(野茂英雄「ドジャー・ブルーの嵐」から)。

 独立メディア塾 編集部

 野茂英雄(1968年8月31日 ~)は、元プロ野球投手。近鉄バッファローズからメジャーへ。メジャーでノーヒットノーランを2回達成、最多奪三振を2回獲得、新人王受賞というアジア人選手初の偉業を成し遂げた。日米通算最多奪三振(3122)記録保持者。

 2人目の大リーガー日本人

 野茂は1989年のドラフトでは史上最多の8球団から1位指名を受け、近鉄バッファローズに入団。契約時に投球フォームを変更しないという条項が付け加えられた(ウィキペディア)。1995年、近鉄を任意退団してロサンジェルス・ドジャースと契約。5月2日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発投手を務め、村上雅則以来32シーズンぶり2人目の日本人メジャーリーガーとなった。
 1996年9月17日のロッキーズ戦、2001年4月4日のボルチモア・オリオールズ戦で二度のノーヒットノーランを記録している。
 「アメリカの野球は、投げたボールの『意図』について、マイナー時代からコーチとの間で徹底したディスカッションが行われます。決め球だけではなく1球1球、ピッチャーはその『意図』を説明しなければならない。ただ速いボールを投げるピッチャーだったら、マイナーにいくらでもいる」野茂はこの年、オールスターゲームに選出された。日本人初の快挙。
 日米野球について野茂の言う「意図」とは、スピードでもなく球威でもなく、どのコースに、どういう意図で、どんなボールを投げるか、ということ。また打者についても
 「ノースリーの場合、日本なんかだと『1球待て』のサインが出たりするチームもあるようですが、こっちではそんなことはありません。フォアボールを選ぶことよりも、打って塁に出る、それこそがベースボールの原点だと思っているのです。ノースリーから打ってでて、凡打に終わったからといって、日本のように怒られることもありません」。
 (「ドジャー・ブルーの嵐」から)


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