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◇「子どもは小さな大人ではない」
◇「むすんでひらいて 手を打って むすんで またひらいて」

 独立メディア塾 編集部

 最初の言葉はフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家であるジャン=ジャック・ルソー(1712年6月28日~1778年7月2日)の「エミール」(今野一雄訳)の第2編から。
 また作曲者としては日本で有名な童謡「むすんでひらいて」を作曲した。

   「エミール」は「教育について」という副題がつけられているように物語風の教育論だ。人間の成長を幼年期、少年期、青年期など5段階に分け、主人公エミールを通して、特権階級の教育を批判し、児童の自然な成長を促すことが教育の根本であることなどを主張した。1762年の出版と同時に教会と政府からの攻撃を受け、スイスへの放浪生活になった。
 「エミール」の中で、「子どもは小さな大人ではない」などの意見を展開し、ルソーは「子供の発見者」とまでいわれ、教育学の古典と位置付けられている。表題の言葉は「子どもを不幸にする一番確実な方法はなにか。それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ」と続く。

 作曲家としてのルソーの作曲の中に、日本で大変親しまれてきた曲がある。「むすんでひらいて」だ。もともとルソーが作った「村の占い師」というオペラから讃美歌「グリーンヴィル」として日本に入って来た。やがて「見渡せば」という唱歌になった。歌詞も「見渡せば あおやなぎ」という古今和歌集の和歌を使っていたが、日本が日清戦争に勝って、軍国主義が急速に進むと、軍歌「戦闘歌」に転用された。歌詞も「寄せてくる 敵の大軍 面白や」と全くの別物になった。

 そして戦争が終わった1947年、小学1年向けに刊行された最初の音楽の教科書「一ねんせいのおんがく」に、新しい歌詞で登場したのが「むすんでひらいて」だった。作詞者は不明だ(ウィキペディアなどによる)。

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