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初の五輪参加は選手二人

 独立メディア塾 編集部

初の五輪参加は選手二人

 日本がオリンピックに初めて参加したのは1912年のストックホルム大会です。団長は東京高等師範学校校長の嘉納治五郎です。柔道で国際的に有名でした。選手は陸上短距離の三島弥彦とマラソンの金栗四三のふたりだけでした。

金栗についてはNHKドラマ「いだてん」で知られています。当時は世界のパワーに圧倒され、予選落ちや棄権ばかりでした。金栗もマラソンでは行方不明扱いになっていたのですが、金栗が76歳となる1967年(昭和42年)に大会開催55周年を記念する式典が開催されました。当時の記録を調べていたスウェーデンのオリンピック委員会が、金栗が「(棄権の意思が運営側に届いていなかったため)競技中に失踪し行方不明」となっていることに気が付き、金栗をゴールさせるため、記念式典に招待しました。

記念式典当日、大観衆の競技場を金栗が走り、テープを切ったとき「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム54年と8か月65時間32203、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」とアナウンスされました

その後、日本人の参加も増え、1928年のアムステルダム大会で織田幹雄が三段跳びで、鶴田義行が200メートル平泳ぎでそれぞれ金メダルを取りました。

(編集部)

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