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「地雷を踏んだら、サヨウナラ!」

 独立メディア塾 編集部

 戦場カメラマン一ノ瀬泰造(1947年11月1日 - 1973年11月29日)の「地雷を踏んだらサヨウナラ」から。
10月28日に沢田教一9月7日に後藤健二、5月27日に橋田信介各氏の言葉)

 「行きあたりドッカン」

 一ノ瀬泰造はベトナム戦争、カンボジア内戦を取材、『アサヒグラフ』や『ワシントン・ポスト』などで活動した。「地雷を踏んだらサヨウナラ」の表題は73年11月18日に知人に出した手紙から。
 「1年前は3カ月かかって、政府軍、共産軍のポジション、河、林、路、気候、地雷の位置を調べたけど、今回まわりをグルッと簡単に見ただけ」
 「今回は、地雷の位置も全然解らず、行き当たりドッカンで、例のところの最短距離を狙っています」「旨く撮れたら、東京まで持っていきます。もし、うまく地雷を踏んだらサヨウナラ」。
 この手紙を最後にアンコールワットに向かい消息を絶つ。
 1982年遺体が発見され、その後、1973年クメール・ルージュに捕らえられ、「処刑」されていたことが判明した。


 20世紀を代表する戦場カメラマン、ロバート・キャパ(1913年10月22日~1954年5月25日)は、ハンガリー生まれ。スペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦、第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争の5つの戦争を取材した。
 キャパは1954年、第一次インドシナ戦争に従軍したとき「これはおそらく最後の面白い戦争さ」と言い残した。日本に滞在していたキャパは引き止める人たちに言った。「一晩考えたが、俺の血がベトナムに従軍するのを止められないんだよ」。
 取材中に地雷に抵触し死亡した。ロバート・キャパ賞が設けられている。(「ライカでグッドバイ」青木冨貴子著から)

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