「コロナ感染」した私が「同居介護の母」と過ごした4日間
キャスター  駒村 多恵
「のどがちょっと痛い」
いま振り返れば、これが“異変”の始まりでした。10月30日、土曜日の夜のことです。
翌日、馴染みの耳鼻科で風邪薬をいただきました。熱があるわけでもないし、去年だったらこれでお終い。普通に仕事に行っていたと思います
けれど、今年はコロナが騒がれていたので、あくまで念のためにという気持ちで自費PCR検査を受けました。届いた結果のメールを開いたら、何と「陽性」の文字。え?嘘でしょう!?
頭に浮かんだのは、私のせいで仕事仲間や友人、そのご家族まで感染させてしまったらどうしようという不安。
そして、家で一緒に暮らしている、介護が必要な82歳の母のことでした。
誰が母を病院に連れて行ってくれるの?
感染が判明して、まずしなければならないのは、保健所に行動記録を伝えることです。これは濃厚接触者を特定するために重要です。自分がいつどこで誰と接触し、それがどのぐらいの時間、距離だったのか。部屋の広さや換気の状況など、保健所の調査内容は事細かで、最初の電話で1時間半ぐらいかかりました。保健所の方は私と接触した人にも電話で聞き取りをし、また私のところに電話をかける。それを何度か繰り返します。1回20分ずつぐらい話をするので、保健所の方の負担は大きく、すごく大変だと思いました。
※画像はイメージです
同時に、私は仕事先など20件ぐらいに電話し、コロナに感染したこと、ご迷惑をおかけすることをお詫びしました。保健所からの聞き取り調査に応じた人からは記憶を確かめるための事実確認の電話が相次ぎ、誰かと電話をしていると常に不在着信があるので、折り返し、また不在着信を折り返す…それを繰り返す間に携帯の充電がなくなり、ずっと夜中までコンセント横で充電しながら電話しているような状態でした。
本来、喉が痛くなると、薬よりも喋らないことが何より大切なのですが、このまま声が出なくなって復帰できないのではないかと怯えるほど、喉を酷使し続けました。しかしながら、陽性になってから自分が出来ることはこの行動記録を正確に明らかにすることだけです。コロナになると単なる風邪のように療養していれば良いというわけではありません。感染拡大を防ぐために大切なこと。ここは必死に対応しました。
更に、時を同じくして自宅で介護している母をどうするかという問題にも直面していました。
母は要介護5の状態で、平日の昼間はデイサービスに行ってもらい、帰宅後は私が一人でケア。休日は一日中一緒にいます。
自分では歩けず 体を支えることもできないので、ベッドから車イスへ移したり、トイレの介助をしたり、頬と頬がくっつくくらいの距離感で介護をしています。
一緒に自宅にいるとなれば、感染リスクは高まる。その場合、高齢の母が重症化する可能性はかなり高いと思わざるをえません。
保健所に相談したところ、「コロナ関係者を受け入れている病院に一緒に入院するのはどうか」という提案をいただきましたが、病院に電話すると、私は軽症なので入院の対象外。
母を訪問診療してくださっている病院に問い合わせると、「たまたまベッドに空きがあります」というラッキーな返事。「母は隔離入院し、私はホテルで療養する」ことにしました。
ところが、「更なる困難」が待ち受けていました。それは濃厚接触者と特定された母をどのようにして病院に運ぶかという「搬送の問題」です。
「防護服がない」
実はもし私が感染したら母をどうするか、8月にケアマネージャーさんとシミュレーションをしていたのですが、その時、搬送が一番の問題だと話していました。その時はいつも通所しているデイサービスの送迎担当の方に、デイの防護服で対応してもらえるかもしれないということでそれ以上詰めていなかったのです。いざ直面すると、デイの方は送迎すると言ってくださったのですが、会社本部から許可がおりず、断念せざるを得ませんでした。保健所に相談したところ、タクシー会社を紹介してくださったのですが、車イス対応ではありませんでした。普通のタクシーでは母は一人で乗り降りすることは出来ません。
母には付き添いが必要ですが、私は陽性なので家から出られない。ケアマネジャーさんは、濃厚接触者の介助をすると2週間仕事ができなくなるという規定があるので難しい。
介護タクシーを探しても「防護服がない」と断れてしまいます。防護服があってなおかつ車イス対応をしてくれる搬送サービスを、ケアマネジャーさんと手分けして必死に探しました。
母をようやく病院に搬送してもらったのは11月4日。陽性が判明した日からそれまでの4日間は、自宅で母と二人で過ごすことになったのです。
食べるものがなくなった!
母への感染を防ぐための対策として、まず寝室を分けました。陽性になってからではなく喉の痛みを覚えた時からです。マスクは24時間二人とも着用。トイレの換気扇は24時間つけっぱなしで、換気タイムを定期的に設けるなど、部屋の換気にも心掛けました。消毒も電源スイッチやリモコンはもちろん、手すり、ドアノブなどをこまめに行いました。陽性と判明してからは、家から一歩も出られません。PCR検査の検体を託すため、知人に取りに来てもらった以外は、全く二人きりの生活でした。
保健所への連絡やお詫び電話でバタバタしている中、お米が切れていることにふと気づきました。食べるものがなくなっていたのです。
私は週末に買い物をして料理の作り置きをするのですが、のどが痛くなったのが土曜日で、買い物にも行っていませんでした。
家の中に何かないか。ようやく見つけたのが、非常持ち出し用の袋の中にあったアルファ化米(お湯を入れると膨らむお米)。あとはミニトマト、たまたま茹でていた枝豆でしのぐという感じでした。
※画像はイメージです
ひたすら祈っていました
自宅にいた4日間、私が感じていたのは罪悪感でした。私と会っていた人たちとその家族は、「もしかしたら感染しているのでは」という不安と恐怖にとらわれていたと思います。そのことを思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
「みなさん、今日は大丈夫かな」「体調を崩す人がいたらどうしよう」と心配になり、「どうか皆さんが元気でいますように」と、ただひたすら祈っていました。
職場へどのくらいの影響が及ぶだろうか、という不安もありました。
私と接触歴のある人たちは、濃厚接触者かどうかの判断が下るまでは、出勤停止となってしまいます。
ある方は仕事先の人から「急に休まれたら困るんだよね」と言われて謝罪したそうです。私のせいで精神的にも嫌な思いをさせてしまったのみならず、その方はフリーランスでしたので、収入も途絶えさせてしまったわけです。
アナウンサー・チームにはピンチヒッターで仕事を代わってもらったり、消毒作業をした仕事場もあったり……数え上げたらきりがないほどたくさんの迷惑を周囲にかけてしまいました。
母に対しても、命を脅かしてしまったことに落ち込みました。もし感染していたら、二度と会えないかもしれない。
これまで私は最愛の母が末永く元気でいられるように 様々なケアプランを考え、母はそれに応えて懸命にリハビリに励んできました。シングル介護でもなんとか保っていた幸せな日々を自ら壊してしまうことになるのです。今生の別れには絶対にしたくない。送り出す際は必ずまた会えると信じて、ビニールを被った搬送サービスの方に車椅子を押される母の後ろ姿を見つめ、祈るような気持ちで送り出しました。
一人になって少し時間が出来ると、再び心配が押し寄せます。ホテルに入ればもっと時間が出来る。すると精神的に更に追い込まれるのではないかと考え、家の環境を出来るだけ再現するような、いつもの出張用の荷物に加えてリラックスするものや没頭するものなどを加えました。入念な荷造りの後はガスレンジフードを掃除したりして、無になる作業をして過ごしました。
ホテルへ、そして仕事に復帰
4日に入院した母は、すぐPCR検査を受けました。なかなか結果が出ない中、陰性とお電話をいただいた時は心から安堵し、おいおいと泣きました。5日からホテル療養に入った私はほぼ無症状に近かったので、特別な治療もありません。もはや他人への感染の恐れがなくなったと認められる「発症日から10日間経過」という厚労省の退所基準をクリアしたことで、9日にホテルを退所。出る際にPCR検査もなく、公共交通機関で帰宅しました。
私が帰宅した翌日に母も家に戻り、おかげさまで元気です。
私は12日に仕事に復帰したわけですが、コロナに感染して、これほど多大な影響やご迷惑を周囲に与えることになるとは想像もしていませんでした。
備えておくことのススメ
感染後は無力さばかりを感じていましたが、私が唯一できたのは行動記録を伝えること。そのために日頃から行動記録をしっかり取っておくことが大切です。あとは体調の異変に自分が気付けるように意識しておくこと。そして、ちょっとの“異変”を感じた時は周りに伝える。それは勇気のいることですが、それを許容する周りの環境も大事なことだと感じました。
保健所からの聞き取り調査に応じた人の中には、保健所の方から「これからも多恵さんとまた一緒に仕事していただけますか?あたたかく迎えてあげてください」と言われた方もいました。保健所の方がこんなに感染者のことを気遣ってくれるんだと感謝したのと同時に、私は職場に恵まれて元通り働けていますが、このような質問があるということはそうではない方が少なからずいるのではないかと思いました。周囲の理解が進むことも願います。
結果、思うようにいかなかったことはたくさんありましたが、シミュレーションをしておいて良かったと思います。問題点を書き出し見える化したことで、感染して難題にぶつかったときも次の一手を思いつきやすかったように思います。皆さんには現実にならないことを願いますが、もしコロナにかかったらどうするか、今から備えておくことをお勧めします。
「コロナ」の他の記事
-
戦場フォトグラファー青木弘氏に聞く「アフリカ」7
〜「アフリカ」の経済!そして未来!? 後編〜キャプション 中国・インドの次に経済成長するのはアフリカ。と言われて久しいが。 実際に総人口では中国からインドにトップの座が移り、その次にはアフリカが見えて...
-
スペシャリスト トーク
2023.02.01
-
-
戦場フォトグラファー青木弘氏に聞く「アフリカ」6
〜「アフリカ」の経済!そして未来!? 前編〜キャプション 中国・インドの次に経済成長するのはアフリカ。と言われて久しいが。 実際に総人口では中国からインドにトップの座が移り、その次にはアフリカが見えて...
-
スペシャリスト トーク
2023.01.01
-
-
時代が変わる
新型コロナ感染が収まらぬ中、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、日本では元総理大臣が凶弾に倒れ、アメリカの中間選挙では大方の予想に反し、民主党の善戦が伝えられた2022年もあと僅かに...
-
関口 宏
2022.12.01
-
-
戦場フォトグラファー青木弘氏に聞く「アフリカ」5
〜アフリカ平和プロジェクト「PEACEis_」の歩みと新しい表現への挑戦!〜キャプション コロナ渦でなかなか進展できなかったプロジェクトが動き出しました。 中央アフリカ共和国に広大な土地を購入。 養鶏場を建てる準備が進行している。 ...
-
スペシャリスト トーク
2022.08.01
-
-
経済は再びコロナに沈む!
猛スピードで進む新型コロナウイルスの感染拡大が、日本経済に深刻な影響を及ぼそうとしている。世界経済の不況色が強まる中で、日本経済の失速は予想以上に大きくなるのではないか。国民...
-
小此木 潔
2022.08.01
-
-
東欧で、ワクチン接種率はなぜ低い?
新型コロナウイルスのワクチン接種率は、世界の地域・国によって大きく異なる。 欧州に注目すると、2回接種済みの人はポルトガルでは90%を超えるが、ブルガリアでは29%で、欧州平均の...
-
小林 恭子
2022.03.01
-
-
なんとなく…なんとなく
新型コロナウィルスを抱えたままの年越しも3年目。正式名「COVID-19」からすれば、足掛け4年ということになりますが、実感としてはやはり3年目なのでしょう。もうそろそろ終息に向かってく...
-
関口 宏
2022.01.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ⑦
『中国風甘みそそぼろ』三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食⑦ スペシャリスト~介護福祉士・常食でも美味しい介護食~ 「中国風甘みそそぼろ」 介護を始めて12...
-
スペシャリスト トーク
2022.01.01
-
-
来年の春頃には・・・・・
「アッという間の一年だったなぁ」。 年の瀬の年寄りの会話。歳を重ねるほど早くなるとは昔から言われてきたこと。しかし最近では歳に関係なく、若い人からもそんな声を聞くように...
-
関口 宏
2021.12.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ④
『しらすオリーブ油』三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食④ スペシャリスト~介護福祉士・常食でも美味しい介護食~ 「しらすオリーブ油」 ※初回投稿 2019年5...
-
スペシャリスト トーク
2021.10.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ⑤
『旬のトマトを使った トマトゼリー』(前編)三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食⑤ スペシャリスト~介護福祉士・常食でも美味しい介護食~ 「旬のトマトを使ったトマトゼリー」 前編 ...
-
スペシャリスト トーク
2021.10.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ⑥
『旬のトマトを使った トマトゼリー』(後編)三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食⑥ スペシャリスト~介護福祉士・常食でも美味しい介護食~ 「旬のトマトを使ったトマトゼリー」 後編 ...
-
スペシャリスト トーク
2021.10.01
-
-
2度目の秋
9月になりました。優しく頬を撫でるひんやりした秋風に、ふと寂しさを感じながらも、どこかでは移ろいゆく季節を愉しむこともあるような気がしています。若い頃は去り行く夏をひたすら追い...
-
関口 宏
2021.09.01
-
-
経済の足を引っ張る「コロナ失政」
日本経済の回復の勢いが弱まっている。国内総生産(GDP)が欧米や中国などに比べて伸び悩み、先行きの成長見通しも芳しくない。残念ながら、その原因は政府の新型コロナウイルス感染症対策...
-
小此木 潔
2021.09.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ③
『山芋と豆乳のスープ』三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食③ 「山芋と豆乳のスープ」 NHK総合「あさイチ」料理コーナーで料理人のアシスタントをしている駒村...
-
スペシャリスト トーク
2021.09.01
-
-
戦場フォトグラファー青木弘氏に聞く「アフリカ」4
キャプション #アフリカの歩き方 コロナ禍中に、中央アフリカ共和国への取材を計画。継続的に訪れていた現地に、コロナの影響で2年以上行けていなかった。 1.中央ア...
-
スペシャリスト トーク
2021.08.01
-
-
元首相の「頼み」を断れるか?―英国の「お仲間政治」
「今日、どこかの時点で少し話せるかな? いつでもこの番号にかけてくれよ」。 昨年4月3日午後3時22分、こんな文面のテキスト・メッセージが英国のリシ・スナク財務相の私用携帯電話に...
-
小林 恭子
2021.06.01
-
-
ワクチン始動
「予約、取れた?」。これがここしばらく高齢者仲間の合言葉のようになっていました。それほど新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が、高齢者には難しいことになっていたということで...
-
関口 宏
2021.06.01
-
-
映画プロデューサー 宮島秀司に聞く コロナ禍のエンターテイメント③
凌ぎを削る米中映画業界とアフターコロナの日本エンタメの未来コロナ禍で中止・延期などほとんどの活動がストップしてしまったエンターテイメント業界。 2020年・映画の公開本数は下がっているのに、「鬼滅の刃」は歴代興行収入を上回る大ヒ...
-
スペシャリスト トーク
2021.04.30
-
-
コロナと五輪と経済と
新型コロナ感染症の第4波を抑え込むため、政府は4月25日から東京など4都府県に3度目の緊急事態宣言を出したが、期間は5月11日までの17日間という短さだ。こんな「短期決戦」方針では見通...
-
小此木 潔
2021.04.30
-
-
「みんなが抗体を持つ」社会‐ワクチン接種進む英国
日本では、2月17日、新型コロナワクチンの医療従事者への先行接種が開始され、4月12日からは65歳以上の高齢者向け接種が始まった。 政府の資料によると、4月27日時点の接種回数は医療従...
-
小林 恭子
2021.04.30
-
-
テレビは今・・・・
陽春の4月。一昔前なら我がテレビ業界は、春スタートの新番組のお披露目を華やかに競い合った季節なのですが、いつの頃からかお祭り気分も薄れ、一つの番組の始まりと終わりがはっきりしな...
-
関口 宏
2021.04.01
-
-
映画プロデューサー 宮島秀司に聞く コロナ禍のエンターテイメント②
アジア(中国・韓国)のエンターテイメントコロナ禍で中止・延期などほとんどの活動がストップしてしまったエンターテイメント業界。 2020年・映画の公開本数は下がっているのに、「鬼滅の刃」は歴代興行収入を上回る大ヒ...
-
スペシャリスト トーク
2021.04.01
-
-
コロナバブル崩壊に備える税制論議を
東京証券取引所の日経平均が3万円を超えたと聞いて、バブルの時代を思い出した。だが、新型コロナ感染症パンデミックによる経済危機が続く今は、株高など別世界の出来事としか思えない人も...
-
小此木 潔
2021.03.01
-
-
映画プロデューサー 宮島秀司に聞く コロナ禍のエンターテイメント
コロナ禍で中止・延期などほとんどの活動がストップしてしまったエンターテイメント業界。 2020年・映画の公開本数は下がっているのに、「鬼滅の刃」は歴代興行収入を上回る大ヒ...
-
スペシャリスト トーク
2021.03.01
-
-
コロナと「新・地方の時代」(下)
地方財政さらに国依存に? 前号では、コロナ禍の中で進む「リモートワーク移住」が東京一極集中を崩し、「新・地方の時代」を拓く可能性について述べた。それには自治体が自立し、魅...
-
福嶋 浩彦
2021.03.01
-
-
Go Toの予算を医療や補償に
政府が春にもGo Toキャンペーンを再開しようとしている。6月末までの事業継続のためとして、1兆円を超える金額を2020年度一般会計の補正予算に組み込んだ。夏の五輪もやる、Go Toも、とい...
-
小此木 潔
2021.02.04
-
-
日本人を病気にする?五輪中止
1964年の東京五輪について、日本の作家たちの文章が「東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典」に収められています。開会式について三島由紀夫はこう書きます。 「オリンピック反対論...
-
君和田 正夫
2021.02.01
-
-
EU、「東」と「西」の衝突
英国が抜けて、加盟国が27カ国となった欧州連合(EU)。 ここ10年ほどを振り返ると、いくつかの不協和音が聞こえてくる。 2009年、ギリシャの財政赤字の実態が判明したことで、EUの...
-
小林 恭子
2021.02.01
-
-
コロナと「新・地方の時代」(上)
東京の人口減少!? 新型コロナの感染拡大で11府県に緊急事態宣言が出されている最中だが、だからこそ、今後の社会の在り方を考えたい。 総務省の「住民基本台帳人口移動報告」によ...
-
福嶋 浩彦
2021.02.01
-
-
無駄とコロナ
コロナを背負ったままの年越し。世界中の人々が同じ辛い想いの中にいる不思議な新年の幕開けです。暮れからアメリカやヨーロッパでワクチンの接種が始まりましたが、我が日本ではい...
-
関口 宏
2021.01.01
-
-
コロナとの派手なダンスは踊れない
急がば回れ、と言いたくなるような世界各国の現状である。新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ経済活動を回復させようとして、感染拡大や医療崩壊の危機に瀕する国々が目立ってきている...
-
小此木 潔
2021.01.01
-
-
菅さん、「Go To 五輪」をあきらめましょう
コロナにおびえたまま新年を迎えました。ウイルスの変異種が急速に広がって、世界は入国の禁止合戦という新たな段階に入りました。菅首相が渋々決めた「Go Toトラベル」の一時停止程度の対...
-
君和田 正夫
2021.01.01
-
-
コロナの年の瀬
コロナ、コロナに明け暮れたこの一年。しかも秋から冬にかけての第三波と思われる感染者の急増に、「GoTo」も「オリンピック」も立ち往生しているように見えます。誰もが不安を抱えながら...
-
関口 宏
2020.12.01
-
-
コロナでミケランジェロ売却か
冬に入り、欧州は新型コロナウイルスの感染拡大第2波の対応に追われている。 日常生活に必須のサービス以外は活動停止となる「都市封鎖(ロックダウン)」体制が国ごとに、あるいは地域...
-
小林 恭子
2020.12.01
-
-
「感謝祭どう過ごすか」にも政治的分断
11月18日には1869人が新型コロナウイルスで死亡し、全米での死亡者が、25万人を超えた。最初の死者が出たのは2月29日とされている。これまでに1100万人の米国人が新型コロナウイルスに感染...
-
武隈 喜一
2020.11.21
-
-
歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」④
三桂 × 独立メディア塾 歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」④ 出演: 加来耕三 歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動を行なっている。 「歴史研...
-
スペシャリスト トーク
2020.11.01
-
-
大統領の治療費はいくら?
トランプ大統領は退院が決まった時、Twitterに「あなたの生命を新型コロナウイルスに左右させない。新型ウイルスを恐れることはない」と投稿した。しかし、一般的な米国市民が恐れているの...
-
武隈 喜一
2020.10.13
-
-
歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」③
三桂 × 独立メディア塾 歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」③ 出演: 加来耕三 歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動を行なっている。 「歴史研...
-
スペシャリスト トーク
2020.10.01
-
-
歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」②
コロナ禍の未来と徳川家康が作った天下太平三桂 × 独立メディア塾 コロナ禍の未来と徳川家康が作った天下太平 出演: 加来耕三 歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動を行なっている。 「歴史研究...
-
スペシャリスト トーク
2020.09.24
-
-
歴史家加来耕三に聞く「歴史にまなぶ・・」①
三桂 × 独立メディア塾 出演: 加来耕三 歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動を行なっている。 「歴史研究」編集委員。内外情勢調査会講師。地方行財政調査...
-
スペシャリスト トーク
2020.09.01
-
-
withコロナの経済学 ①
三桂 × 独立メディア塾 収録:2020年6月収録 出演: 伊藤聡子 フリーキャスター・事業創造大学院大学客員教授 池田健三郎 経済評論家・共同PR総研所長・関西学院大学...
-
スペシャリスト トーク
2020.08.01
-
-
アフターコロナ
「完全に終わりました!もう大丈夫です!」という宣言は出せないのでしょうね、この新型コロナウィルス。 何をするにも恐る恐る、ちょっとした行動にもブレーキがかかる鬱陶しさ。一昔...
-
関口 宏
2020.07.01
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ②
『ラタトゥイユ』三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵 新型コロナで在宅中に作る介護食 「ラタトゥイユ編」
-
スペシャリスト トーク
2020.07.01
-
-
スペイン風邪と力士
「関取」は「咳取り」? 兵庫県養父(やぶ)町の崖縁に「大灘栄吉墓」と彫られた石碑が建っている。はて何だろうと通りすがりの人に尋ねると「あれは咳の神さんですよ」と教えてくれ...
-
独立メディア塾 編集部
2020.07.01
-
-
「経済再開」ツイートの半分はBots
4月中旬から5月にかけ、トランプ大統領の主張に沿って、「ロックダウンを終わらせ、生活を再開せよ」という“Reopen America”運動のデモが各地を揺さぶった。制限を緩めて一刻も早く経済を...
-
武隈 喜一
2020.06.06
-
-
新型コロナで在宅中に作る介護食 ①
三桂 × 独立メディア塾 駒村多恵
-
スペシャリスト トーク
2020.06.01
-
-
ワクチンを真っ先に使うのは誰か
昨年末にその存在が確認されたばかりの新型コロナウイルスが、世界中に感染者を拡大させている。5月末時点で感染者は約530万人、死者は約34万人。収束までにはまだまだ時間がかかると言わ...
-
小林 恭子
2020.06.01
-
-
連載 あなたの地方自治
第五回 コロナ後、対話の社会を作れるか●人口減少時代は「あれか、これか」 自治体は、住民の要求を「あれもこれも」実現しようとしてきた。一方、住民は同じ要求の人が集まり声を上げた。公共施設で言えば、図書館充実を求める...
-
福嶋 浩彦
2020.06.01
-
-
コロナめぐり「陰謀論」が横行
Facebook、YouTube、Googleは、そろって5月7日にそれぞれのサイトから”Plandemic”と題する動画を削除した。削除の理由として各社は、動画に「新型コロナウイルスについて医学的に証明され...
-
武隈 喜一
2020.06.01
-
-
コロナ禍のテレビ
5月25日、東京でも新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除になりました。どこかホッとしながらも、まだ手放しでは喜べない複雑な思いの中に多くの方がいらっしゃるものと思われます。...
-
関口 宏
2020.06.01
-
-
新型コロナウィルス・経済の危機!? ③
三桂 × 独立メディア塾 関口宏・君和田正夫・池田健三郎 対談 新型コロナで日本の経済はどうなっていくのか ③ ハイパーインフレの可能性と日本経済
-
スペシャリスト トーク
2020.05.10
-
-
コロナが迫る経済社会の大転換
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、世界大恐慌以来の衝撃が地球をおおっている。コロナとの戦いがどれだけ長引くかは不明で、命と健康がいつまで脅かされ、暮らしはどれだ...
-
小此木 潔
2020.05.01
-
-
STAY HOME
「あぁ 仲間と会って一杯やりたい!」と大声で叫んでみたくもなる日々、この新型コロナウィルス(COVID-19)はいつ治まってくれるのでしょうか。本を読んだりテレビを見たり、部屋の整理...
-
関口 宏
2020.05.01
-
-
コロナに立ち向かう女性リーダー
妻に言われました。 「女性の方が速くていいわね」「?」「コロナ対策よ」「えっ、コロナ?」「東京都の小池知事とか、ドイツのメルケル首相とかよ」 なるほど、このところ小池知事...
-
君和田 正夫
2020.05.01
-
-
コロナ対策は「始まり」に過ぎない
コロナ対策について日本の対応が遅い、という指摘が内外から聞こえてきますが、今や「シッチャカメッチャカ」の状態です。減収世帯への30万円支給があっさり一人10万円に代わって、補正予...
-
君和田 正夫
2020.05.01
-
-
新型コロナウィルス・経済の危機!? ②
三桂 × 独立メディア塾 関口宏・君和田正夫・池田健三郎 対談 新型コロナで日本の経済はどうなっていくのか ②
-
スペシャリスト トーク
2020.05.01
-
-
新型コロナウィルス・経済の危機!? ①
三桂 × 独立メディア塾 関口宏・君和田正夫・池田健三郎 対談 新型コロナで日本の経済はどうなっていくのか ①
-
スペシャリスト トーク
2020.04.07
-
-
連載 あなたの地方自治
第三回 『自治をする覚悟』を持とう例えばだが、ある市が道路整備か学校改修か、どちらを優先させるか選択を迫られたとする。どうするか。 ●自治体が自分で決める 従来は、国が「国土建設が重要」と言って道路の補助金を...
-
福嶋 浩彦
2020.04.01
-
-
事、足りれども
新型コロナウィルス騒動の中、初めてネット会議なるものを経験しました。万が一の事が起これば、担当する番組そのものの継続が危ぶまれると言われ、事務所のパソコンの前に座りました。画...
-
関口 宏
2020.04.01
-
-
五輪の重荷が消えて
甘すぎる日本の対応、と思えるくらい、新型コロナウイルスの感染は世界中に拡大しています。1月30日に2人の感染者が出たイタリアは、わずか2か月で死者が1万人を超え、火葬が滞るほどにな...
-
君和田 正夫
2020.04.01
-
-
ペストによる休校がニュートンの創造的休暇を生んだ
アイザック・ニュートンは万有引力の法則だけでなく微分積分学や光学の研究などでも優れた研究成果をあげました。 1643年に英国で生まれて1661年にケンブリッジ大学に入りました。その...
-
独立メディア塾 編集部
2020.04.01
-
-
自分事
2020年。「今年は何か大きなことが起こる」と正月早々ある友人から聞かされていました。干支は「庚(かのえ)」、十二支は「子(ね)」。と言われても私にはチンプンカンプン。何でも...
-
関口 宏
2020.03.01
-
-
「コロナ恐慌」か東京五輪への懸念広がる
今年(2020年)に入って感染が拡大したコロナウイルスをめぐる動きがあわただしくなっています(20年2月28日現在)。感染した「ダイヤモンドプリンセス号」が横浜港に寄港した2月3日以降、...
-
稲村
2020.02.28
-