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The Day After Election Day

テレビ朝日アメリカ 社長 武隈 喜一

 30年以上にわたって歴代の大統領を取材してきたベテランジャーナリストでピューリッツァー賞も受賞したことのあるロン・サスキンドの”The Day After Election Day”という記事が、10月30日の『ニューヨークタイムズ』に掲載されている。
https://www.nytimes.com/2020/10/30/opinion/trump-election-officials.html

 サスキンドはこの1か月、大統領と一緒に仕事をした人びとを中心に20人以上の政権関係者と話をし、トランプ大統領が周囲に求めるものは、あくまでも「トランプ個人への忠誠」であり、「米国憲法への忠誠」を誓った側近たちがどのようして切りすてられていったかを確かめたうえで、トランプ政権内のキーマンがサスキンドに語った、投票日とその後に「起こるかもしれない」事態を記述している。

 投票所から出火、投票用紙を運び去る

・11月3日投票日当日、東海岸で投票所が開く。マイアミかフィラデルフィアか、他のスウィングステートの町かはわからないが、活動家グループが長い行列に並ぶ有権者と口論になり、いさかいが発生する。

・活動家グループが投票所を襲い、投票所でケガ人が出る。
・投票所から出火し、投票所が火に包まれる。
・火に包まれた投票所の映像は瞬時にして世界中にばらまかれる。
・投票用紙を守ると言う口実で、活動家たちが投票所に入り、投票用紙を運び去る。
・警戒にあたっていた警察が乗り出すが、メディアで大きく伝えられ、緊迫度を増す。

 「選挙は不正」と暴動を煽る

・保守派メディアが「選挙は不正だ」と伝え始め、暴動を煽る。
・サイバーセキュリティ専門家が、外国からの虚偽情報が出回り、サイバー攻撃が繰り返され、暴動を煽っている、と警告する。
・反トランプの活動家たちとバイデン支持者が各地でデモや集会を始め、双方の武装グループが街路で防衛線を張る。
・トランプ陣営が「選挙は不正で、トランプが当選した」と宣言する。
・これに抗議するバイデン支持者の数が各地で膨らみ、武装したトランプ支持グループとの衝突が始まる。
・連邦軍投入も検討されるが、国防長官は動かず、大統領は武装部隊を出動させる――――

 政権内のキーマンは、最後にサスキンドにこういった。
 「選挙を守る最後の防波堤は米国の有権者だ。しかし、有権者がいちばん弱いところにいる。結果を性急に求めすぎているのだ。国内外の悪意をもった人々は、有権者のこうした欲望につけ込んでくる。あなただってこうして、ある結果に導かれるようにまんまと操られているではないか。米国人はそんなにヤワではないと思いたい」。

(2020.10.30)

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