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2020年11月号

大統領選の視聴数は20%ダウン

テレビ朝日アメリカ 社長  武隈 喜一

 大統領選挙の開票作業はまだ続いているが、11月3日の20時から23時の各局開票特番の平均視聴数は5690万人で、2016年の7140万人から20%ダウンした。


 これは三大ネットをはじめCNNやMSNBC、Telemundoなどケーブルテレビを加えた21のネットワークを総合した数で、ニールセンが毎回公表している。
 前回は、票が開くとともに事前の予想に反してトランプ候補がヒラリー・クリントン候補を圧倒し、勝利宣言するという劇的な展開で、TV各局の狼狽ぶりがそのまま視聴者に届けられるという、トランプ劇場のクライマックスだった。

  郵便・期日前投票が増え開票に時間

 今年は選挙そのものへの関心は高いものの、郵便投票、期日前投票の多さから、開票作業には時間がかかり、すぐには結果がでないことがわかっていたことと、例年のような派手な勝利集会を両候補者が予定していなかったことなどもあって、視聴数は低調だった。 「もっとも見られていた」テレビ局は今年もFox Newsで1360万視聴数、続いてCNNの910万、MSNBCの730万と24時間のニュース専門ケーブルチャンネルが1位から3位を占めた。そのあとにABC 610万、NBC 560万、CBS 430万と最大ネットワークがつづく。 年齢層では55歳以降が2780万、35‐54歳が1750万、18‐34歳が770万と圧倒的に年齢の高い層が視聴者の中心だった。

(2020.11.05)

武隈 喜一

テレビ朝日アメリカ 社長

1957年東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科、
東京大学文学部露西亜文学科を卒業後、出版社、通信社などを経て
1992年テレビ朝日入社。1994年から1999年までモスクワ支局長。
2010年から12年まで報道局長。2016年7月からテレビ朝日アメリカ社社長。ニューヨーク在住。

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