-
特集コラム 関口 宏のコラム
テレビ屋
関口 宏関口 宏のコラム
-
『 大宅文庫 』
この10月の12日土曜16時より、BS朝日にて新番組がスタートします。 『雑誌の記憶』と銘打って、これまで出版された雑誌の中から、面白いネタをご紹介する番組ですが、その雑誌といえば...
2024.10.01
-
『 テレビとは何ぞや? 』
『太田光のテレビの向こうで』(BSフジ)からお呼びがかかって、久しぶりに「爆笑問題」の太田氏と話をしました。太田氏には「テレビとは何ぞや?」を追い求める姿勢を感じていて、前々か...
2024.09.01
-
『 戦争と科学技術 』
今年も8月がやってきました。「広島」「長崎」「敗戦」・・・・・ 私は昭和18年(1943年)生まれですから、戦後79年を知っている世代ということになりますが、実際の記憶は、昭和20年(...
2024.08.01
-
『 オーバーツーリズム 』
梅雨入り直前、知人を訪ねて久しぶりに鎌倉へ行ってきました。 若い頃にはよく海を見に、この辺りをドライブしたものですが、免許証を返納してしまった今では、誰かに連れて行ってもらわ...
2024.07.01
-
『 オシャレな塩味? 』
この季節、私は「天ぷら」が食べたくなります。子供の頃を思い出すからで、小学生の頃、よく親父に連れられてお台場へ釣りに行きました。朝早く、品川から釣り船に乗って「はぜ」を釣りに...
2024.06.01
-
『待ったなし!』
映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』を観ました。まだ幼い男の子と女の子が、好きな動物たちの、今おかれている悲惨な現状を知ってゆくドキュメンタリー。そしてそれは動物だけでなく...
2024.05.01
-
『この先どうなる!?』
これまでお伝えした通り、私は3月31日をもって、36年と6ヶ月お預かりしてきたTBS『サンデーモーニング』を、世代交代いたしました。改めて、長年支え続けて下さった皆様に感謝申し上げる次...
2024.04.01
-
ありがとう『サンデーモーニング』⑤
3月に入り、31日・日曜日(私の『サンデーモーニング』最後の放送日)までの、カウントダウンが始まりました。思えば36年6ヶ月。時代も変わり、テレビの存在も変わりました。 テレビは...
2024.03.01
-
ありがとう『サンデーモーニング』④
3月末の『サンデーモーニング』世代交代の日が近づいてきました。そこで今月も、番組の歴史、36年と半年を振り返っておきたいと思います。 『サンデーモーニング』が始まった1987年は...
2024.02.01
-
ありがとう『サンデーモーニング』③
新番組立ち上げのドタバタを経て、1987年(昭和62年)10月、『サンデーモーニング』はヨチヨチ歩きながらスタートしました。 しかし前述しましたように、日曜の朝8時30分(スタート時...
2024.01.01
-
ありがとう『サンデーモーニング』②
前回は36年前の、『サンデーモーニング』立ち上げ場面のご紹介でした。 この時期、テレビは放送開始から34年が経っていましたが、テレビにおける報道番組のあり方が相当変わってき...
2023.12.01
-
ありがとう『サンデーモーニング』①
10月22日の『サンデーモーニング』番組内でお知らせしました通り、来年2024年の3月末にて、私、関口宏は、36年お預かりしてきた日曜日の朝、『サンデーモーニング』を世代交代する事にいた...
2023.11.01
-
一番新しい本能寺
歴史家の加来耕三氏から、大宅映子さんと私が学んできたBS—TBSの『一番新しい中世史』(毎週土曜日・昼12時より)も、いよいよ「本能寺の変」にさしかかってきました。 平安遷都から...
2023.10.01
-
便利だろうけど
「目覚まし時計」が壊れました。正確に言うなら扱い不能になったのです。 これまで使っていたのは「電波時計」なのですが、セッティングした時間でもないのに、チリチリッ、チリチリッ...
2023.09.01
-
戦争を伝え続ける
「“敵”の子どもたち」というドキュメンタリー映画を観ました。 母親と共にイスラム教に傾倒、改宗したスウェーデン人の娘が、ISIS(イスラム国)のメンバーと結婚し、子供も連れてシリ...
2023.08.01
-
ドン底からの80年
7月になりました。私事で恐縮ですが今年の7月は、何とも言い難い7月になっています。それは80年前のこの月の13日に、私はこの世に生を受けたからです。回りくどい言い方になってしまいまし...
2023.07.01
-
ビデオ映像の行方
今月も「日本のテレビ放送開始から70年」の話になります。 放送開始当初は、ビデオテープなどありませんから、フィルムものは別にして、ほとんどの番組は「生放送」。それゆえの失敗談・...
2023.06.01
-
テレビ70年
前月、このコラムで少しご紹介した話ですが、今年は日本でテレビ放送が始まって70年になります。1953(昭和28)年NHK本放送開始から、NTV、TBSへと順に開局していったのですが、当初、多く...
2023.05.01
-
WBC・日本チーム、ありがとう!
「しまった! 他の日にしておけば良かった!」と思ったのは、新型コロナの規制も緩んできて、仕事仲間と約束した食事会のスケジュール。いまさら断るわけにもいかず、「ま、早めに切り上げ...
2023.04.01
-
待ってました!
待ち遠しかった3月。何が待ち遠しかったのか、人それぞれの想いはあるでしょうが、やはり暖かくなる「春」、草花が芽吹く「季節」には、万人共通の喜びがあると思われます。 日に日...
2023.03.01
-
寒さを凌ぐ
さて2月です。私の感覚では、幼い頃より1年で一番寒い月と思ってきました。逆に一番暑いのが8月。1日の日照時間が一番長い6月の「夏至」から2ヶ月後が暑く、12月の一番短い「冬至」から2ヶ...
2023.02.01
-
新年ですが・・・・
2023年。「明けましておめでとうございます」と御挨拶するべきところですが、今年はどこか、目出度さに欠ける年明けになってしまった感じがしています。 未だ止まらぬウクライナの戦争...
2023.01.01
-
時代が変わる
新型コロナ感染が収まらぬ中、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、日本では元総理大臣が凶弾に倒れ、アメリカの中間選挙では大方の予想に反し、民主党の善戦が伝えられた2022年もあと僅かに...
2022.12.01
-
映画2題
最近、印象的な2本の「映画」との出会いがありました。 その一本は『鶏はふたたび鳴く』。1954(昭和29)年、五所平之助監督による新東宝作品。また随分古い話を始めたと思われるか...
2022.11.01
-
爺さんゴルフ
「昨日、ゴルフに行ってきました」というよりも、「ゴルフ場に行って、歩いてきました」と言った方が的確になってきました。つまり年齢を重ねるごとに、ゴルフの腕前は劣化する一方で、も...
2022.10.01
-
前77年・後77年
『77』 今年の夏はこの数字が印象的に語られました。 8月15日の炎天下、「玉音放送」がラジオから流され、国民が敗戦を知らされてから77年がたったのです。 私は2歳でしたから...
2022.09.01
-
巨泉氏へのご報告
大橋巨泉氏(享年82)の七回忌懇親会に参加してきました。新型コロナの第七波襲来の少し前でしたが、寿々子夫人と弟の哲也さんが気を使って下さり、ごく少人数の和やかな集いになりまし...
2022.08.01
-
ウクライナ・ナワリヌイ・コロナの夏
今年も半年が過ぎ、新型コロナを抱えつつ、まだ収まらぬウクライナでの戦争に神経をとがらせる2022年の夏になります。 ロシアがウクライナに侵攻を始めて4カ月。劣勢と思われるウク...
2022.07.01
-
倭と朝鮮半島
歴史に詳しい作家の保阪正康氏と取り組んできた『もう一度!近現代史』がこの3月で終了し、現在、BS-TBS・毎週土曜日・昼12時の枠では、一気に古代史に戻り、歴史家の吉村武彦氏と、歴史・...
2022.06.01
-
断・捨・離 パート2
「断・捨・離」を迫られる事態がまた来てしまいました。4年ほど前、30数年住み慣れた家を出てマンションに移った時、このコラムで「断・捨・離」の必要性と、また同時に味わう、辛さ、...
2022.05.01
-
プーチン・デジャブ
まるでデジャブ(既視感)を体験しているようなここ1ヶ月です。このメディア塾3月号のコラムをアップした2月末の段階では、ロシアのウクライナ侵攻はまだ始まっていませんでした。それがあ...
2022.04.01
-
4月改編
2年半、歴史に詳しい作家の保阪正康氏と進めてきた『もう一度!近現代史』(BS-TBS 毎週土曜日 昼12時)も、いよいよサンフランシスコ平和条約調印、そして日本が再び独立国になることを...
2022.03.01
-
思い出の仕舞い方
「これ、この間の・・・・」と言われてマネージャーから手渡された1枚の写真。「あぁ、ありがとう」と言って受け取り、その写真に見入ったものの、どこか不思議なものを感じました。その写...
2022.02.01
-
なんとなく…なんとなく
新型コロナウィルスを抱えたままの年越しも3年目。正式名「COVID-19」からすれば、足掛け4年ということになりますが、実感としてはやはり3年目なのでしょう。もうそろそろ終息に向かってく...
2022.01.01
-
来年の春頃には・・・・・
「アッという間の一年だったなぁ」。 年の瀬の年寄りの会話。歳を重ねるほど早くなるとは昔から言われてきたこと。しかし最近では歳に関係なく、若い人からもそんな声を聞くように...
2021.12.01
-
最終章・アフリカ
先月このコラム欄で、映画『MINAMATA』のモデルになったアメリカ人フォトジャーナリスト、ユージン・スミス氏(1918~1978)をご紹介したのですが、その後、日本の戦場フォトグラファー、青...
2021.11.01
-
MINAMATA
アメリカ映画『MINAMATA』を観ました。日本が、戦後の経済復興に躍起になっていた時代に起きた、公害の原点とも言われる「水俣病」を描いたドキュメンタリードラマ。熊本県水俣市の新日本...
2021.10.01
-
2度目の秋
9月になりました。優しく頬を撫でるひんやりした秋風に、ふと寂しさを感じながらも、どこかでは移ろいゆく季節を愉しむこともあるような気がしています。若い頃は去り行く夏をひたすら追い...
2021.09.01
-
コロナ・オリンピック・そして8月
毎年、うだる暑さの中で、8月6日広島の日、8月9日長崎の日、そして8月15日終戦の日を思い起こしてきた日本人。今年はそこにコロナとオリンピック・パラリンピックも重なり、どんな8月にな...
2021.08.01
-
Here we GO !
とうとう7月になりました。延期を決めてから1年3ヶ月。オリンピックはこのまま開催される方向に進んでいます。 これで良いのか、私には、はっきり言って判りません。自分の気持ちを素直...
2021.07.01
-
ワクチン始動
「予約、取れた?」。これがここしばらく高齢者仲間の合言葉のようになっていました。それほど新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が、高齢者には難しいことになっていたということで...
2021.06.01
-
門前払い
もうすでに古い話になってしまったでしょうか、まだひと月ほど前のことなのですが・・・・・ 『松山英樹プロ マスターズ制覇!』 下手の横好き、それでも50年近く私が親し...
2021.04.30
-
テレビは今・・・・
陽春の4月。一昔前なら我がテレビ業界は、春スタートの新番組のお披露目を華やかに競い合った季節なのですが、いつの頃からかお祭り気分も薄れ、一つの番組の始まりと終わりがはっきりしな...
2021.04.01
-
科学万能・・・?
もう10年の月日が経ってしまいました。3・11 東日本大震災。 あの日私は、ある番組の打ち合わせで、テレビ局の15階の会議室にいました。いきなり「ドスン!」という上下の大きな衝撃...
2021.03.01
-
地味? バイデン大統領
すったもんだしたものの、1月20日にはバイデン新大統領が誕生したアメリカ。その数日前、5人の死者が出た議事堂乱入事件が起きた時には、どうなるものかハラハラさせられましたが、州兵2万...
2021.02.01
-
無駄とコロナ
コロナを背負ったままの年越し。世界中の人々が同じ辛い想いの中にいる不思議な新年の幕開けです。暮れからアメリカやヨーロッパでワクチンの接種が始まりましたが、我が日本ではい...
2021.01.01
-
コロナの年の瀬
コロナ、コロナに明け暮れたこの一年。しかも秋から冬にかけての第三波と思われる感染者の急増に、「GoTo」も「オリンピック」も立ち往生しているように見えます。誰もが不安を抱えながら...
2020.12.01
-
私の中のアメリカ
11月。世界が注目する中、アメリカの大統領が選ばれる月になりました。 が、このコラムをお読みいただく時点で、果たして誰が大統領になったのか、はっきりしているでしょうか。10月末の...
2020.11.01
-
BLACK LIVES MATTER
全米OPテニスの大坂なおみ選手の優勝には、大きな拍手とともに、心の握り拳に力が入る感覚を覚えました。テニスで世界一になる快挙は勿論のこと、そこで彼女が訴えた「BLACK LIVES MATTER...
2020.10.01
-
75年の節目
コロナ、プラス猛暑の8月が終りました。猛暑はいずれ治まってくれるでしょうが、コロナはどうなって行くのでしょうか。 過ぎた8月を振り返れば、8.6「広島の日」、8.9「長崎の日」、...
2020.09.01
-
一国二制度
コロナ自粛でぼけっとしている時間が増えたせいか、それとも年齢のせいか、このところ昔の事を思い出すことが多くなりました。昨夜も、最近「国家安全維持法」なるものがまかり通ってしま...
2020.08.01
-
アフターコロナ
「完全に終わりました!もう大丈夫です!」という宣言は出せないのでしょうね、この新型コロナウィルス。 何をするにも恐る恐る、ちょっとした行動にもブレーキがかかる鬱陶しさ。一昔...
2020.07.01
-
コロナ禍のテレビ
5月25日、東京でも新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除になりました。どこかホッとしながらも、まだ手放しでは喜べない複雑な思いの中に多くの方がいらっしゃるものと思われます。...
2020.06.01
-
STAY HOME
「あぁ 仲間と会って一杯やりたい!」と大声で叫んでみたくもなる日々、この新型コロナウィルス(COVID-19)はいつ治まってくれるのでしょうか。本を読んだりテレビを見たり、部屋の整理...
2020.05.01
-
事、足りれども
新型コロナウィルス騒動の中、初めてネット会議なるものを経験しました。万が一の事が起これば、担当する番組そのものの継続が危ぶまれると言われ、事務所のパソコンの前に座りました。画...
2020.04.01
-
自分事
2020年。「今年は何か大きなことが起こる」と正月早々ある友人から聞かされていました。干支は「庚(かのえ)」、十二支は「子(ね)」。と言われても私にはチンプンカンプン。何でも...
2020.03.01
-
新装開店
年明け早々、それまで時々通っていた居酒屋が「新装開店」したというので覗いて見ました。確かに新しい清潔感とメニューが増えたことなど、それなりの評価はできるのですが、なんとも私に...
2020.01.22
-
オリンピックイヤー
2020年の幕開け。世界中、昨年から積み残した課題が山積状態の中、今年を占うことはなかなか難しいことではありますが、我が日本にとっては、矢張り目の前に迫ったオリンピック・パラ...
2020.01.01
-
ジャーナリストの今
「サンデーモーニング」でお世話になっている安田菜津紀さんと谷口真由美さんがメディアNPO「Dialogue for People」を立ち上げると聞き、シンポジウムに参加してみました。このお二人に加...
2019.12.01
-
歯
「歯」に来ました。勿論初めてのことではありません。25年ほど前、50歳を過ぎたところで、5本ほど抜歯する徹底的な大工事をして、「これで死ぬまで大丈夫だろう」と思ったのですが・・...
2019.11.01
-
温故知新
令和元年となった2019年も残り1/4。そしてこの10月、新天皇即位の礼が22日に行われます。新天皇即位に伴い、元号を新しくする一世一元になったのは明治時代から。それまでは天変地...
2019.10.01